壁掛けモニターアームの選び方|ICWUSAウォールマウント3つの分類と特徴を徹底解説

 

「モニターアームを壁に設置したいが、どの金具を選べばいいのかわからない」

 

「医療現場や工場で、限られたスペースを最大限に活用したい」

 

そんなお悩みはありませんか?

 

米国ICWUSA社のモニターアームは、航空機グレードのアルミニウムを使用した高い耐久性が特徴です。特に「ウォールマウント(壁掛け)」は、デスクスペースを解放し、清掃性を高めるために欠かせない選択肢です。

 

本記事では、ICWUSAが展開する3つの主要な設置方式とその特徴をプロの視点で解説します。

 

1. ダイレクトマウント(壁面・筐体への直付け)

壁面や設備の筐体に直接ネジで固定する、最もシンプルかつ堅牢な設置方法です。

対応する取付け金具とモデル

ICWUSA製品では、以下のマウント金具を持つモデルがこの「直付け」に対応しています。

  • 標準・省スペースアーム: 取付け金具 W3 または W2

  • ロングアーム(長尺モデル): 取付け金具 WT または WT2

    • ※これらは長距離のリーチが必要なモデルでも、壁面に直接かつ強力に固定できるよう設計されています。

主な活用シーン

  • 産業機器・設備への組み込み: 工作機械や制御盤の筐体に直接アームを取り付ける際、最も一般的に用いられる手法です。無駄なパーツを介さないため、振動にも強く安定した操作感を実現します。

  • 限られたスペースでの設置: レールの厚みすら惜しい狭小スペースや、一度設置したら高さを変える必要のない受付カウンターなどに最適です。

導入のメリット

  • 最小限の突出量: 壁からの出っ張りを抑え、通路などの邪魔になりません。

  • 高いコストパフォーマンス: レール等の追加オプションが不要なため、導入コストを抑えられます。

ICWUSA Titan Elite ロングモニターアーム 壁面にダイレクト固定
ICWUSA モニターアーム  ウォールチャネル  W3 
ICWUSA モニターアーム  ウォールチャネル  W3 

2. ウォールチャネル・ウォールトラック固定(レールマウント方式)

壁面に設置した専用レールに、アームの取付金具をスライドさせてネジで締め込み固定する方法です。メーカーや現場によって「ウォールチャネル」あるいは「ウォールトラック」と名称が異なりますが、仕組みは同じです。

特徴と仕組み

  • 任意の高さでロック: レールの溝にアームの取付金具を差し込み、希望の高さまでスライドさせた後、ネジでしっかりと締め込んで固定します。

  • メンテナンス性の向上: 壁にダイレクトにネジ留めする場合と異なり、レールからアームを容易に取り外せるのが大きなメリットです。

なぜ「病院」でよく採用されるのか?

医療現場でこの設置方法が選ばれるのには、明確な理由があります。

  1. 機器の入れ替えがスムーズ: モニターの変更やアームの点検時、壁に新しい穴を開け直すことなく、レール上で脱着や位置変更が完結します。

  2. 清掃と衛生管理: レール内に配線を収めることで露出を減らし、除菌拭きなどの清掃作業を効率化できます。

  3. 将来的な拡張性: モニターの枚数を増やしたり、高さを微調整したりといった運用の変更に柔軟に対応可能です。

対応するマウント金具とオプション

  • 対応マウント金具: W5(レールにダイレクト)。上記1の直付けタイプも専用アダプタを使用することでチャネル(トラック、レール)に取付可能。

  • ウォールトラックのラインナップ: ICWUSAでは、設置場所の状況や必要な可動域に合わせて、複数の長さのウォールトラックをご用意しています(例:12インチ、19インチ、36インチなど)。

ICWUSA モニタ―アーム ウォールチャネル ウォールトラック
  • TMD12(長さ12インチ、約30.48cm)
  • TMD19(長さ19インチ、約48.26cm)
  • TMD23(長さ23インチ、約58.42cm)
  • TMD26(長さ26インチ、約66.04cm)
  • TMD36(長さ36インチ、約91.44cm)
  • TMD50(長さ50インチ、約127cm)
ICWUSA UL180シリーズ ディスプレイキーボード用モニターアーム ウォールマウント

ウォールチャネルへの取付例:

UL182シリーズワークステーション


ICWUSA  モニターアーム ウォールマウント W3

W3 +専用アダプタ

ICWUSA モニターアーム  ウォールチャネル  W2

W2+専用アダプタ

ICWUSA モニターアーム  ウォールチャネル  W5

W5


 

*他メーカーのウォールチャネルにも取り付け可能です(詳細はお問い合わせください)

【Pick Up】医療機器(麻酔器等)へのウォールマウント設置

「ウォールマウント」という名称ですが、壁だけでなく麻酔器の筐体に備え付けられた専用レール(縦チャネル)に直接取り付ける手法もこれに含まれます。ICWUSAのアームは、多くの主要な医療機器メーカーのレール規格に適合するように設計されています。

医療機器である麻酔器でウォールチャネルが組み込まれている機種には上記2と同じ方法でアームを取付することが可能です。

 

右の写真はその一例です。

 

注意点1

麻酔器の場合、機器の高さ自体に制限があるため、チャネルの長さが短い場合があります。このような場合は、W2、W3ではなく、約9㎝の長さのW5という取付金具を持つアームをおすすめします。

注意点2

ウォールチャネル以外の独自の規格のレールやトラックを持つ麻酔器に対しては、W2もしくはW3と専用のアダプタを組み合わせることでアームを取付ることができるようになります。

 

ICWUSA モニターアーム 麻酔器 ウォールマウント

麻酔器側面のウォールチャネルへの設置例:

UL180シリーズ ワークステーション

左)GE製麻酔器 ダボテイルトラック用アダプタ

右)ドレーゲル製麻酔器用アダプタ


3. スライド式ウォールトラックマウント

特徴とメリット

  • ワンタッチで高さ調整: ノブを緩めるだけで、使う人の身長や「座り作業・立ち作業」に合わせて即座に最適なポジションへ移動できます。

  • 共有スペースに最適: 複数のスタッフが交代で使用する電子カルテ端末や、手術室での共有モニターなど、頻繁に高さを変える必要がある現場で圧倒的な支持を得ています。

  • エルゴノミクス(人間工学)対応: 身体に負担のない位置にモニターを配置できるため、長時間の作業でも疲労を軽減し、ミスの防止にも繋がります。

対応するマウント金具

  • 対応レール: 長さ選択可能なスライド式専用のウォールトラック(アームとのセット品)

スライド式ウォールトラックマウント特集ページ

ICWUSA モニターアーム ウォールマウント ASUL550-T36D-KPP-A2

ASUL500i-T19

ASLUS-T19-AS1

ASUL550-T19-AS1

 

 


主要シリーズのアームがスライド式ウォールトラックマウントに対応しています。

お気軽にご相談ください。

 

■ 【最終版】運用ニーズ別・最適なマウント金具の選び方

運用ニーズ 設置方法 対応金具 メリット
設置後は位置調整しない 直付け(ダイレクト) W3 / W2 / WT / WT2 最も堅牢で低コスト。産業機器の筐体等に最適。
高さ調整やアームの差し替えの可能性がある ウォールチャネル固定(ネジ留め)

ダイレクト

W5

 

要アダプタ

W3 / W2 / WT / WT2

壁に穴を増やさず位置変更や脱着が可能。医療現場で標準的。
頻繁に(日常的に)高さを変えたい ウォールチャネル・スライド (スライド機構付) 工具不要で即座に可動。使う人や姿勢に合わせる現場に。

「今は位置を固定でいいが、将来的にモニターの大型化やスタッフの交代で高さを変えるかもしれない」という場合は、柔軟性の高い「ウォールチャネル固定(CL)」を選んでおくと安心です。

 

 

最適な設置方法の選定にお困りではありませんか?

 

「自社の設備や麻酔器のレールに適合するか確認したい

 

「壁面の強度に合わせた最適なマウント金具を提案してほしい」

 

「将来的なモニターの大型化を見据えて、最適な長さを選びたい」

 

ICWUSAの製品は、その高いカスタマイズ性と剛性ゆえに、現場環境に合わせた最適な組み合わせ選定が重要です。

 

日本国内総代理店である弊社スタッフが、貴社の設置環境や運用ニーズをヒアリングし、最適なマウント形式とアームの組み合わせをご提案いたします。

 

図面のご相談や、特定の医療機器メーカーへの適合確認も承っております。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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